当サービスは WooCommerce を利用しています。何故、WooCommerce を使う事になったか、その理由を説明したいと思います。

数多くネットショップを構築する方法がある現在

現在、ネットショップを構築しようと思ったら多数の方法があります。今回は楽天などのショッピングモールに出店する場合は抜きにして説明させていただきます。
そうすると、大きく分けると以下の三つです。

  • フルスクラッチ構築: サーバーを自身で構築して、すべて独自開発を行う。
  • オープンソース構築: サーバーを自身で構築して、オープンソースソフトウェアを活用して開発を行う。
  • ASPサービス利用: サーバーからシステムまで構築されている状態で作成を行う。(一部開発も出来る。)

シンプルな理由で1つ目が少ないのは高額になる上、セキュリティーの担保が相当な開発会社でないと保てないという現状があります。オープンソースソフトウェアの方がセキュリティが高いと言われている理由は以下のブログで説明していますので、良かったらお読みください。

また、フルスクラッチの場合、そのセキュリティ担保のチェック(ホワイトハッカーによる第三者セキュリティーチェック)なども行って開発するとしたら安くても2,000万円以上は掛かるものです。それ以下でセキュリティー担保も含めて開発できるとしたら、何かしらの手を抜いていると思われます。一般論としてですが。

そのため、現在のネットショップ構築は2つ目か3つ目にほとんどが限定されていると言って過言はないと思います。

ネットショップ構築において ASP サービスを利用する利点

正直に申して弊社のサービスを利用するよりも、ASP サービスを利用した方がいい場合もあります。それは以下の2つの場合です。

  • ネットショップの管理コストをできるだけ安くないといけない
  • ネットショップの売上を月額100万円以上にする気はない。また、全体の利益の3分の1以上にする気はない。

1つ目は、自社でサーバーの管理や保守などが難しい場合です。また、アウトソーシングして管理費用が払うのが難しい場合はASPを使った方がいいです。弊社のサービスの価格を見てもらってもわかるかと思いますが、ちゃんと管理しようとするとコストが掛かります。また、オープンソースソフトウェアを活用するので、常に進化します。それに合わせて管理者も学習して、常にセキュリティや利便性の確認をしないといけなくなります。そう考えると、一回仕組みを作って固定化されているサービスを利用した方がコストやセキュリティ的にはいい部分があります。

2つ目に関しては、1つ目と一緒でそこまで社会変化に対応する必要がないからです。月商1,000万円を売り上げるには、強固なブランド力などがない限り、様々な対策を施さないといけません。また、販売者側のこういうこともしたいという要望に完全に対応するには、システム側に自由度がないとできません。ASPではそれが難しいのが現状です。

ただ、以前に比べて安価な ASP でもデザインはかなり幅広く対応できるようになっています。そのため、デザイン性だけで良いと判断している場合も、ASP で十分だと思います。

そのため、上記のような状態のネットショップの場合は、 BASEおちゃのこネットなどのサービスを利用する方がいいと思います。

ASP サービスでも独自機能開発ができるようになってきている

それでは、オープンソースソフトウェアを使った方が100%優っているかというと、現状では変化してきています。それが ASP サービスの一部では外部の開発者がシステムの方も開発できる仕組みを取り入れ始めています。

特に Shopify では以前よりカスタマイズをできるようになってきています。技術的な話になりますが、GraphQL と REST で API が構築されており、様々なアプローチができるようになってきています。イメージ的な発想になりますが、ASPがオープンソースソフトウェアよりになってきているというイメージを持ってもらっていいと思います。

現在では、Shopify だけでなく、makeshop やカラーミーショップなどもアプリ開発が出来るようになっており、以前はオープンソースソフトウェアでしかできなかった事ができるようになってきています。

なぜ、WooCommerce なのか。

では、なぜ弊社のサービスは WooCommerce を使っているかというと、世界でのシェアの高さです。日本ではまだ少し低めではありますが、世界的にはオープンソースソフトウェアでは一番のシェアを誇っており、世界最大の開発コミュニティーが存在します。また、弊社のその中で WooExperts という承認を日本で初めて受けた企業となっております。

WordPress コミュニティーの強さ

また、WooCommerce は WordPress のプラグインということからも、デザインの自由度もさることながら、コミュニティーの大きさとアップデートができていればセキュリティーがコアの部分も非常に高いという点が魅力的な点です。

なので、弊社はまずアップデートありきで開発を進めますし、保守に関して、アップデートに対応できるように検討していくようにしています。

SoftStepsEC はバランスよく構築できるように

弊社は WooCommerce の開発力に加えて、サーバーに関しては kusanagi の開発元であるプライムストラテジーと「戦略的パートナーKUSANAGI Strategic Alliance Partner」と結び、安全でかつ早いネットショップ構築をできるように進めております。

そして、ASP サービスでは出来ない一番のネックとしてある、完全な内製化をすることがオープンソースソフトウェアでは可能となります。

ASP サービスでのアプリ開発機能は昨今目覚ましい成長を見せてはいるものの、100%自社管理が出来るわけではありません。それに対してオープンソースソフトウェアであれば、100%自社管理が可能となります。弊社でのサービスでいうと上忍プランでサポートができます。もしくは、弊社から卒業というような形で全てのデータを引き継いで御社で管理することが出来ます。

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